多くの人が将来のための収入源を作りたいという事で、マンション経営を始めるようになってきています。こうしたなか、最近では相続の問題が注目されています。日本の相続税は高いと言われており、課税財産の半分以上を税金として持っていかれるというケースもあります。少しでも家族に財産を残していくために、マンション投資は相続のときに有効な手段とされています。その理由としてあげられるのが、現金などの金融資産が時価で評価されるのに対して、不動産は評価額が減額されるという点です。
相続時の課税評価額が下がるため、その分節税できるのです。さらに、区分マンションを複数部屋所有していた場合、相続する人が複数いたとしても分割しやすいという事があります。もう一つ有効な手段として挙げられるのが、相続税の納税原資という点です。相続税は現金や金融商品、不動産等の総評価額で計算されたものを期限までに一括で払わないといけない決まりになっています。そのときに現金化しやすいマンションを所有していれば、先祖代々の不動産を処分せず残したまま相続税を納税することができます。このようにマンション経営は、将来の相続対策として様々なメリットを備えていますが、いざというときに役立つ物件かどうかを見極めることも大事です。