資産運用の方法として、マンション経営もある

資産運用とは、自分の保有している資金を金融商品の購入などによって増やすことを言います。運用手段となる主な金融商品としては、預貯金や株式、国債や社債といった債券、投資信託などが挙げられます。他方、現在では、不動産への投資も運用手段として注目されています。金融商品の多様化が進んでいる証左とも言えるでしょう。そして、この不動産へ投資する方法として、まず、売却益を狙う方法が考えられます。つまり、実際に土地や家屋などを購入し、その後、価格が上昇して購入時の価格を上回った時点で、売却することによって、利益獲得を目指す方法です。

もうひとつは、マンションを経営するという方法です。具体的には、マンションを購入し、部屋を第三者に賃貸することによって、家賃収入を取得する方法です。株などに投資した場合、投資先の企業が破綻すると、せっかくの株券も紙切れ同然となってしまいます。一方、マンション経営の場合には、マンションが実物資産として残りますので、紙切れになるような懸念はありません。ただし、注意すべき点もあります。そのうちのひとつとして、空室リスクが挙げられます。つまり、賃借人が見つからないといったリスクです。この場合、当てにしていた家賃収入が入らなくなります。資産運用の方法としてマンション経営を検討する場合には、できる限りリスクの少ない物件を選ぶことが重要なポイントになります。